飲食店のサービスは当たり外れの幅が多い印象があります。
特にアルバイトさんが大半を占めるチェーン店はその店の教育がきちんと出来ているかできていないかで、同じ系列の店舗でも天と地との差があります。

そんな中で「ここすごいな!」と毎回思うのがスタバ(スターバックス)。
もちろん賛否はあると思いますが店員さんの対応が毎回神がかっているというか、サービスがとても良く出来ていると思うんですよね。
チェーンで全国展開していて、どこへ行ってもサービスの質が高いというのはとても凄い。

そこで今回スタバのアルバイトがどんなものなのか、どれくらい大変なのかを調べてみることにしました。スタバのすべてを語るものではないのであくまで情報の一つとして参考にしてみてください。

スターバックスのサービス

まず大前提としてスタバのサービスの感じについて。
(ここを読んでいる人はスタバのサービスを知っている人かとは思いますが・・・)

私が何回か足を運んで「いいな」と思うのは次のようなところです。

・店員さんの笑顔が自然
・一歩進んだサービスがある(待っている時に小さいカップでコーヒーをくれるとか)
・ちょっとした一言がある(コーヒー豆を買った際にどう扱ったらいいかとかそんなの)

・・・などなど型にはまった感じではない、一歩進んだ演出があるところ。
実際やろうとしても結構難しかったりするのでとてもいいな、と。

実際の仕事について

実際の仕事はかなり「自主性」が問われる仕事です。
特に大変なのが「一番最初に覚えることが多い」というもの。

会社の風潮的に自主性を重んじるので、べったりくっついて手取り足取り教えてくれる、といった感じではないみたいです。
なので自ら時間のある時にメニューを暗記したり、時間外に学びに店舗に行ったりする人もいるとか。

これだけ見ると「ちょっと大変そう」と思うかもしれませんが、私から言わせてもらうと逆にこの環境はなかなかいいです。
結局のところ仕事は自主性を持った時に一番伸びます。
自主性を持たないと役にも立たなくなるし伸びないよということで慣れない人にはもちろん最初は厳しいでしょうが、そこで過ごすことによって良質なサービスを生むことができるのでは、と感じます。

サービスと照らしあわせてみると納得できます。
良質なサービスを提供するには大変な部分が裏側にあるのですね。

(参考)スターバックスのアルバイトはこちらから探せます。他媒体では掲載がないものもあるので参考に。
ジョブセンス

教育や制度について

ちょっと前にこんなブログのポストが話題になっていました。

行きつけのスタバのマネージャーがすごかったという話 – デマこいてんじゃねえ!

あくまで教育の一部なんじゃないかと思うのですが、スタッフの話を「ひたすら聞きに徹して喋らせる」というこのマネジメントの手法もすごいなあと。
単純に仕事外で覚えることが多くて大変、というだけではなくてこういうアフターフォロー体制もきちんとしているからこそのサービスなんでしょうね。

また先日契約社員800人を正社員にするというニュースもありました。これは人材不足を防ぐものではなく、社員の働き方を考えるためのものだそうです。
(スタバの社員は離職率が驚くほど低く一般企業が大卒30%程度なのに対して5%未満)

きちんと教育する、きちんと教育した人材を大切にする、という思いからなのでしょう。

その大変さを踏まえても接客業をやるのであれば一度トライしてみる価値はあるのではないかと思っています。