転職の中でも最高峰の転職と言われる「エグゼクティブ転職」。

エグゼクティブ(executive)とは上級管理者のことで、年収ベースで見ると600万円から3,000万円、年齢的には30〜40代後半(場合によっては20台後半や50代も)の方が中心です。
エグゼクティブクラスの転職はその重みもあり一般的に市場に出回っている求人件数が非常に少ないです。

今回はエグゼクティブ転職についてありがちなことや、求人の探し方についてまとめています。

エグゼクティブ思考の人が陥りがちなこと

一番最初にエグゼクティブ思考の人が陥りがちなことについてちょっと手厳しめな意見を。

エグゼクティブを希望している人は総じて優秀な人が多く、自分が勤めてきた会社で残した実績もきちんとしており、自分自身にもプライドがあります。それそのものは素晴らしいことです。
ただありがちなこととしては自身過剰になってしまって転職先の会社で社長や上位役職者と衝突する、プライドだけが先行して結果も残せず去っていく…といったこと。

実績を残して自分の能力として捉えるのは好ましいものの、会社が変わればそこは全く別の畑。
「成功体験は捨てることが重要」とビジネスの世界では言われますが、そのくらいの感覚で転職には臨むべきです。
自分自身の経験や方法論に固執するのではなく、柔軟に、かつ戦略的に戦い方を変えていく必要があります。

採用の面接ではハングリーな面も見せつつ、バランスのとれた柔軟な戦い方も出来るということを訴えていくといいでしょう。

求人はほとんどが非公開求人。大手のエージェントを使うのは必須

冒頭にも書いた通りエグゼクティブ求人自体は非常に少ないです。

募集されているのが上級管理職(経営陣・役員・事業部長など)だったり、グローバルプレイヤー(海外で活躍する人材)であることがほとんどなので会社にとっても重要なポジション。一般の求人サイトにはほとんど募集情報は掲載されていません。

「会社の重役を募集しています!」と書いてしまうと競合他社に「あの会社は重役ポジションが不足しているのだな」と明確に分かってしまうので非公開求人となっていることがほとんど。仮に公開求人で「エグゼクティブ」「幹部候補」と書かれていても誇張しているものも多いので注意が必要です。
公開されているエグゼクティブ求人の全部が全部嘘だとは思いませんが、エグゼクティブの場合はエージェントを使ってじっくりと求人の詳細を聞いた方が良いでしょう。

またエージェントについてもどこのエージェントでもいいというわけではなく、大手のエージェントを最初から狙って行った方がいいです。
当サイトで紹介している転職エージェントはどこも大手の非公開求人を抱えているエージェントですが、その中でも一番ネットワークが広いのがリクルートエージェントです。
求人数は絶対的に少ないので他のエージェントにも登録してしまってもいいかもしれません。

エグゼクティブ転職でどのエージェントを選ぶのか迷っている人は参考にしてみてください。