転職活動をする前は「すぐに採用通知が来るに違いない」と思っていたものの、想像以上に難しい…採用が全然決まらないのは転職市場的に当たり前のことなのか、自分自身が単にダメなだけなのか。

こんな時に知りたいのが転職者の「平均的な企業への応募数」。

今回は人材紹介会社が発表している応募の平均数、そしてそこから考えられる転職活動において重要な事をまとめます。

転職活動における企業応募数の平均

まず最初に気になる「転職活動における企業応募数の平均」からなのですが、実はこれ、調査する会社によってまちまちなので今回は各人材会社の算出している数字を並べてみます。

  • 5.4社(転職@type・出典
  • 10社(マイナビ転職・出典
  • 11.2社(doda・出典
  • 20.45社(リクルートキャリア「第28回転職世論調査」・出典

かなりのブレがあることが分かりますよね。

そして平均の数値なので、この中には50社以上、100社以上の応募をした人ももちろんいます。平均はあくまで平均と客観的に捉えて、それより多くても少なくても気にしない方がいいでしょう。

自分の受ける業界や一般的な景気も影響する

私は新卒の時に100社以上応募してエントリーシートや面接でことごとく落ちてしまいましたが、転職の時は3社受けて2社採用という結果でした。

人としての基本能力は(おそらく)そんなに変わっていないと思うのですがどうしてこういうことが起こるのか改めて考えてみると次のようなことが言えるのではないかと思います。

  • 新卒の時はそもそも業界研究が足りなかった
  • 新卒の時は買い手市場(就職者に不利)、転職の時は売り手市場(就職者に有利)
  • 転職の時に受けたIT業界が好景気だった

業界研究が足りないというのは自分自身の責任なものの、景気については明らかに市場の問題です。
「人がとにかく欲しい」「求人数がとにかく多い」という業界や職種を受ければ、(採用だけの観点で見ると)平均応募数は低くなります。

結局のところ、自分の受けたい業界の景気の良し悪しも入ってくるので、その点から考えても平均応募数はあまり参考にならないと言えるでしょう。

現職を続けたままの転職活動を

ここまでの結論で「平均応募数は気にしなくていい、気にしても仕方ない」としてきました。

その一方で他の人が受けた社数について頭の中に入れておいた方がいいことは

「世の中には100社以上受けてもなかなか採用が決まらない人がいる」

というもの。(新卒の時の私がそれです)
転職活動を始める時は一般的に「いくつか受ければ内定が出るんじゃないか」という楽観的な視点を持ちがちなものの、100社受けても決まらないという現実があるわけです。そしてその現実はあなたに迫ってくるかもしれない。

そのリスクを考えた際に絶対に守らなくてはいけないこととして「現職を続けたままの転職活動をする」ということがあります。

転職を楽観視していると「辞めて時間ができたらたくさん応募できるし決まるだろう」という考えに陥りがちですが、そうではないリスクがあることをきちんと覚えておきましょう。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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