世間のニュースでは景気が上向いてきたとか、平均給与が上がってきているとかそういったニュースを耳にすることが多いですが、実際に給与が上がったという人は思っている以上に少ないです。
体感としては景気が上向いているというよりも、不景気の中をさまよっている気がします。

世間的な「平均給与アップ」などのニュースに対し「うちの会社は給与カットされる」なんて人も。

そんな時にちょっと頭をちらつくのが「転職」。
実際にこんな状況の時に給与を上げるために転職することは可能なのか、どんなリスクがあるのかなどをまとめてみました。

「転職をちょっと考えてみようかな」と思っている人は参考にしてみてください。

転職で給与アップすることは可能

いきなりですが「転職をして給与アップすることは可能」です。
転職エージェントに申し込んだのち、相談をして「給与アップを目的にしている」旨を伝え、職を探してもらえばそういった求人を選んで紹介してもらえます。

ここで注意しなくてはいけないのはエージェントを介さず求人サイトの募集要項だけを見て応募してしまうこと。

求人サイトに掲載されている「働いている人の年俸例」などは給与の高い人をモデルに書かれているなんてこともあるので、最終的に年収交渉のできる転職エージェントに相談した方が絶対に良いです。
(ちなみに私の友人は求人サイトに「当社で働く27歳の給与例」がとても高額だったので求人に応募して採用されたのですが、蓋を開けてみたらその給与モデルが役員のものだったという話があります…)

話が逸れてしまいました。
繰り返しになりますが「給与アップ」を目的とした転職はできます。

転職に成功しても将来安泰とは限らない

「給与アップを目的とした転職は可能」なのですが、覚えておかなくてはいけないのは「あくまで給与アップは一時的なものである」ということ。

例えば現職のA社が薄給で高給のB社に転職したとしましょう。
ところが数年後B社の経営が突然傾き、倒産。そして前職のA社は残っている…なんてこともあるわけですね。
このように転職に成功しても将来も絶対安泰というわけではないという視点も持っておきましょう。

もちろん数年後に転職したB社が安泰でA社が倒産してしまって「転職してよかった。あのままいたら危なかった。」というパターンもあるんですけれども。むしろ給与カットが起こっているのであればこちらの方が多そう…。

現職に根本的な不満があって「給与カット」を一つのきっかけにするのであればいいかもしれない

また給与をアップすることができても「職場の労働環境が悪くなった」「パワハラのある職場だった」など、転職することはそれらのリスクを持つということでもあります。
(このへんは「転職先がブラック企業かどうか見分けるには企業の評判サイトを絶対使うべき」という項目でまとめていますので参考にしてみてください)

私は「給与」だけを不満に転職をするのは、生活できないという範囲ではない限りちょっと危険だと考えます。
一方で「元々職場に色々な不満もあったし、いつか転職してやろうと思っていた」「給与カットをきっかけに真剣に考えてみようと思う」といったような給与カットを「きっかけ」として考える場合には転職をしても良さそうです。

個人個人で価値観の違う部分ではあるので一概にどうこう言える問題ではないですが、今回書いた部分を踏まえた上で検討し、それでも転職をするということであれば転職のタイミングかと思います。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
オススメしたいサイト

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