転職の際に究極の選択として目の前に出てくるのが「やりがいを求めるのか」「給料アップを求めるのか」というもの。
もちろん「やりがいもあって、給料も上がる」というのが一番いいですが、中にはどうしても給与が下がってしまう、などの問題に直面することもあります。

そのような時に、どういったことを軸に考えて決断すべきなのでしょうか。
「やりがい」と「給与」、今まさに迷っている人向けにまとめましたので岐路に経っている人のヒントになれば幸いです。

原則的には「やりがい」の方が重要

(色々な考え方があるという前提の上で)「やりがい」「給与」の二択で選ぶのであれば「やりがい」を選択すべきでしょう。
お金はあくまで物を買ったりするための道具でしかないので、それそのものに楽しみはありません。

一方でやりがいはお金では買えないもの。
自分の時間を割いて会社勤めをするのであれば、やりがいがある方がいいでしょう。しかも仕事は自分の人生の時間の中でも3分の1から半分くらいの分量です。極端に言うと人生の半分を使っているようなものになります。人生の半分がやりがいのないことに費やされるのってもったいなくないですか?

「年収ダウン」は自分の生活にどれくらいの影響をあたえるのか、で考える

「やりがい」を推す傍らで、お金も重要なファクターではあります。
例えば年収1,000万円の人が900万円に下がってしまうのと、年収300万円の人が200万円に下がってしまうのでは同じ100万円でも全然意味合いが違います。
後者の方が前者に比べて、生活をかなり切り詰めていかないと生活が厳しくなってしまいます。

「給料」については額が変化することで自分の生活にどれくらい影響が出てくるかの基準で考えるといいでしょう。
転職先がいかにやりがいがあるといっても、そもそも生活できないといったようなレベルになってしまうと身も蓋もないです。

また配偶者や子供がいる場合は、家族としてのバランスをとることが必要です。
家族がいるのに個人の判断で走ってしまって家族から愛想を尽かされ離婚、一人ぼっちになってしまったなんて事例もあるので要注意。
よく話し合い決めていくといいでしょう。

やりたくないことは給与が良くてもやらない

また「やりたくない」と思ったことはいくら待遇が良くても高確率で失敗するのでやめておいたほうが無難です。

ここを読んでいる人はおそらく「転職活動している」か「転職活動しようか迷っている」人かと思います。
その際に「なぜ転職をしようと思ったのか」をきちんと思い出してください。なにか職を変えようと思った不安なり不満なりがあるはずです。

私の例で言うと前職を辞めた際に「休みがないのが嫌だ」という一番の理由があるので「休みがないけど1000万円をひと月に貰える」と言われても少しも心が動きません。
そういう「もうこんな思いをするのは絶対に嫌だ」という芯をひとつ持っていると判断する時に楽になります。

「やりたいこと」も重要ですが「絶対やりたくないこと」というのも考えておくと道を定める一手になるでしょう。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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