ちょっと前にすき家で店員がワンオペ(一人で店を回す)の最中にお店で倒れて、その場にいたお客さんがお店の留守番をする、という嘘のような本当のニュースがありました。

痛いニュース(ノ∀`) : すき家店員がワンオペ勤務中に倒れる→遭遇した客がお留守番するはめに – ライブドアブログ

この倒れた店員さんが店長かどうかは不明ですが、最終的な責任者となる店長は何が起きても自分のお店は自分で守らなくてはいけないので、こういう状況になる可能性が高いです。
(私も現役時代はそうでした…)

今回は飲食店店長の激務について実際のところをまとめてみます。

どうして激務になるのか?

まずどうして店長が激務になるのか、という点から。
答えは非常にシンプル。

1.人手が足りない(アルバイト・社員含め)
2.会社の目標と現場の温度感の違い
3.最終的な責任は全部店長にある

これだけで全てが語れてしまうような気がします…。
順番に見ていきましょう。

「1」と「2」が連動していて、ほとんどのお店では人手が圧倒的に足りない。ただ会社としては「店舗数拡大」「利益の拡大」という目標があるというのが現状です。
人が足りないのに店舗数を拡大すると当たり前ですがいい状態は生まれないですよね(もちろん地域によって人の集まりやすい・集まりにくいはありますが)。
人が足りないのに利益を拡大するとなると多少厳しいオペレーションでも回さなくてはいけないですよね。

ここが全ての根源なんじゃないかと思うんです。

もちろん会社は利益を出してナンボなので、ゆるいことは言っていられないというのも事実なのですが現場では非常に無理をして回していることがあります。
(このへん、現役の店長なら頷いてくれるはず!)

そしてその最終責任が全て店長に行くということ。
数値目標を達成できなければ店長の責任ですし、アルバイトが無断欠勤をして最終的な責任を取るのも店長です。
それをきっちり回し、達成するのが店長の能力なので「それができないのは店長としての能力が足りないからだ」という意見もあるでしょう。

ただ、実際の現場は本当に厳しい想いをしている人が多く、労働環境としては非常にキツイんですよね。

飲食を続けたい人はどうするべきか

そんな中でも「私は飲食を続けたい」という人もいるでしょう。
心が決まっている場合は、いかに今の環境をラクにしていくかを考えていくといいでしょう。

先日、新聞を読んでいたら某社の有力店長の特集が組まれており、その人の工夫として

「アルバイトに自らきっちりとオペレーションを教え、お店のレベルを上げる」
「アルバイトの人とコミュニケーションを欠かさず取り離職率を下げる」
「アルバイトの人のモチベーションを上げるようなコンテストを実施する」

といったように、アルバイトさんのモチベーションやポテンシャルを上げる取り組みをしていました。
実際のところ、アルバイトさんにどれくらいきっちりと教えられるかが店長としての力量の一つでもあるのでそこを意識的に見ることがポイントです。

もう仕事を辞めたいという場合

どうしても耐え難く、仕事を辞めたいという場合は転職の準備をしましょう。

割と最初の一歩を踏み出すのに躊躇するのに「同僚も大変なのに頑張っている。自分が辞めると迷惑なのでは」や「自分の頑張りが足りないからなのではないか」などの気持ちがあるわけですが、実際に辞めた立場の人間からするとそこは気にしなくていいです。
気を遣っていても他の人はどんどん辞めていきますし、そもそも「頑張りが足りない」となってしまうと私も頑張りが足りないということになってしまうわけで…orz

転職をする際には現職に就きながらの仕事探しが大変ながらも一番スマートな方法なので思い立ったが吉日、行動に移しましょう。
店長であれば自分のお休みの調整は若干しやすくなっているでしょう。そこを転職活動用に活用しましょう。

「飲食店店長の激務。この出口はどこにあるのか。」というタイトルでお送りしましたが「出口は(ほとんど)ない」です。
よっぽど有能な人しか抜けられないものなので、さっさと割り切ることが重要なんじゃないかと思います。

本当に、飲食業の労働環境については私が退職した時(5年以上前)から全然改善されていないので早めの決断がいいですよ。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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