本日(2014年4月9日)の日経MJの一面記事がちょうど飲食店の人材不足に関して掲載されていたのでそれについて思ったことを書いてみようと思います。

人が足りなくなるのは当たり前

記事の内容は「外食産業の人材不足が深刻」といったもの。
元飲食店の自分からしてみると「そりゃそうだ」としか言いようがないです。

そもそも私が飲食で働いていた時代(数年前)ですら人手が足りなかったのに、どこのチェーン店もこぞって新規出店をして事業を拡大しようとしていました。
かつ、24時間営業に踏み切るチェーン店もあったり、ともかく経営者が「利益」目線でしか見ていなかったのだと思います。
もちろん利益を増やすというのは会社として重要なミッションではあるのですが、現実的にお店を回せるのかどうかというところまで目が行っていなかったのではないでしょうか。

また仕事がハードなだけに退職率も高く、そこもちょっと楽観視しすぎていたのではないかなと感じます。
若いうちはいいのですが年をとってから働けるかなと思うと仕組みとしては難しかったのではないかと。

もちろん私は(会社の)経営者でもなかったですし、今この時期にこんなことを書いても後付でしかないのですが人材不足自体は今に始まったことではなかったです。

アルバイトの時給は上昇

記事中の内容でちょっと目を引いたのがパート・アルバイトの時給が年々上昇しているという部分。
数年前は全業種平均と比較しても少なかったのですが、今は外食業の方が高いとのことです。

自分が働いていた時代もともかくアルバイトさんが集まらない地域があったので時給を上げてアピールしていることがありました。
都心だと特に人が集まらないのでその傾向が強い気がします。

これはこれで働いている方には朗報なのですが店舗全体で見ると人件費のアップなので固定費が増えていく・・・という悪いスパイラルへの一歩です。
もちろん人材不足というのは過労が起こりやすい条件なので、固定費云々よりも人材確保のほうが先なのですが・・・。

各チェーンの決断

人材不足〜過労問題ということから各チェーン店も様々な対応をとっているみたいです。
ワタミとすき家(ゼンショー)の事例が紹介されています。

・ワタミ・・・過労防止へ60店舗閉鎖
・すき家・・・24時間営業。一部休止

個人的にこの考え方には大賛成です。
働いている人を無視して出店を拡大する必要はないですし、24時間営業も過労の温床なのでやめたほうがいいと思います。

※私が考える飲食業の過労については「外食産業・飲食業の過労問題」にまとめていますので良かったらご覧ください。

最後に

思ったままのことをつらつら書きましたが、飲食業の置かれている現状は結構厳しいところにあります。
経営目線を無視して言うと店舗ももっと縮小したほうがいいと思いますし、24時間営業は禁止でもいいと思います。
実際に現場で働いてみるとそれくらいハードな環境がそこにはあるのです。

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