最近は転職する人の年齢も上がってきており、かつて存在していた「35歳転職限界説」も大分弱まっています。
実際に、転職のdodaが過去に調査した結果では、35歳以上の転職者も増えています。

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(参照:“35歳転職限界説”崩壊!?転職成功者の年齢を調査! |転職ならdoda(デューダ)「グラフ2:転職成功者の年齢割合」2013年1〜3月より抜粋)

「35歳以上の転職者も増えている」という現状があるものの、「40代の転職は厳しい」というのはいまだによく言われていることです。

そう言われている理由と、40代の人が転職する際のポイントについてまとめてみます。

何故40代の転職は厳しいのか?

まず40代の転職が厳しい理由を率直に述べてしまうと、採用側が「扱いづらそう」と思ってしまうことがほとんどです。

40代ともなってくると社会人の経験もある程度積んでいる人が多く、自分なりの仕事の手法も持っているケースが多いでしょう。
良い見方をすれば「経験が豊富で即戦力になる」、悪い見方をすれば「自分の経験に固執して扱いづらそう」となります。
余程のずば抜けた実績がないと採用の現場では後者として見られがちです。特に自分に自信がある人ほどこのケースに陥るケースが多めです。

逆に若ければ若いほど「吸収が早い」「素直に言うことを聞く」と考えられがちなので同じような能力であれば採用の率は高まります。

今は現場にも若いマネージャークラスの人が多いので、組織としてバランスをとるために若い人を積極採用するのは自然な流れと言えるでしょう。

40代の転職で重要なスキルは「管理職経験」

一般的には不利とされる40代の転職ですが、採用の際に有利になるのが管理者としての経験です。
年長者が管理職をやる方が管理職の肩書に加え、年の功もあるため、会社の組織が安定しやすいからです。

もちろん前職で管理職としてどのような実績を残したのかが重要になってくるのは当然のことで、40代で管理職をやっていただけでは強みにはなりません。

また、管理職経験者ではなくとも転職できることもあります。ただし、一般的に企業が40代の転職者に求めているのは管理能力・管理職経験であることがほとんどです。

40代の人が転職をする際に押さえておきたい2つのポイント

ここまで述べてきた通り、40代となると転職のハードルがグンと上がってきます。
その前提を理解した上で転職をするのであれば次の二点を必ず抑えてください。

  1. 転職先が決まるまで退職はしない
  2. 採用条件に固執しない(特に管理職経験がない場合)

順を追って説明します。

まず前者の「転職先が決まるまで退職はしない」については40代に限らず転職の世界では一般的な話です。
ただ40代になると前述の通り、取り巻く状況が圧倒的に厳しくなってくるので転職先が決まるまで退職しないのがベストです。
もし今、転職先が決まる前に退職してしまったのであればエージェント、求人サイトなどにまず登録して早急に転職活動を開始してください。

次に「採用条件に固執しない」こと。
特に大企業に勤めていたような人に多いのですが、内定は決まりそうなのにどうしても条件が合わずに辞退…となってしまいがちです。
転職活動を繰り返していくと分かると思いますが、実際に今後転職活動を続けていってもそうそう良い条件の求人はありません。
自分の市場価値がどのようなものなのかを客観的に見直してください。

客観的に見るのが難しいというような場合、転職エージェントに相談をしてみてどのくらいの市場価値があるのかを客観的に観てもらうのも良いでしょう。

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