「ブラック企業」という言葉は世間的にだいぶ広まってきた感じがありますが、そのうしろには「隠れブラック企業」という言葉があります。
私も最近知りました^^;

「ブラック企業というほどではないけども、どうもうちの会社の働き方・環境がおかしいな…」という人はいないでしょうか。もしかしたらこの「隠れブラック企業」かもしれません。

今回はこの「隠れブラック企業」とはどういったものなのか?をまとめてみます。

世間的には優良企業であることも多い

ブラック企業の場合、世間的にも評判が悪かったり、悪評があることが多いです。調べればすぐ分かるような典型的な会社ですね。
ところが「隠れブラック企業」は世間的には「いい会社」と認定されていることが多いのが特徴。

例えば労働環境。
以下のような状況を見てみてください。

  • 実際に給料もきちんと決まった日に支払われる。
  • 残業代は支払われる。
  • 休みも取れる。

一見普通ですよね。
でも次のように見てみると全然違った見え方になります。

  • 実際に給料もきちんと決まった日に支払われるが成績によって上下が大きすぎる
  • 残業代は支払われるが申請をした時のみ。申請はほぼ受けてもらえない
  • 休みも取れるが取ると上司の睨みがきつい

あっという間にブラック企業になってしまいました。
これらの悪質な行為を行うことを「分かりにくく」してしまうことが隠れブラック企業の特徴です。
そして従業員もこういった慣習に浸っていく中で「これが普通なのかな」と洗脳されていくのです。

もちろん雇用形態によってはこれらのような状況が必ずしもブラックとはいえないので雇用形態も改めて確認して下さい。
もし鑑みても明らかにおかしい場合には労働基準監督署に相談するなどをしましょう。
相談の際には労働基準法に引っ掛かる問題発言が録音されたテープレコーダーやメール履歴など客観的な証拠になるものを忘れずに。

言葉の定義よりも、自分がどう思っているのかを第一に考える

どこからどこまでがブラック企業で、どこからどこまでが隠れブラック企業かというのは非常に難しい問題です。
同じ状況でもある人から見たら「ブラック」ということもありますし、別の人から見たら「ブラックではない」ということもあります。

正直な所、私は言葉の定義よりも自分がどう感じているかが全てなのではないかと考えています。
誰かがあなたの環境を「ブラック企業ではない」と言ったとしてもあなたが「つらい」と思ったらあなたの思っていることが全てなので。
自分に素直に生きて身の振り方を考えていきましょう。

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