入社したら自分と同じ年代の人が全然いなかった、異動の辞令を受けて異動したらほとんど年上ばかりだった…こういった「同世代・同期がいない」という状況はよくあるもの。
傍から見ると「そんなの大した問題じゃないじゃないか」と思う人がいるかもしれませんが、実際にその環境に置かれている人は気兼ねなく喋る相手が結構深刻だったりしますよね。

そういう環境になった場合にどうすればいいのか、私の経験も踏まえてまとめてみました。悩んでいる人の救いの一手になれば幸いです。

同世代がいないことのメリット・デメリット

会社内に同世代がいないことにネガティブな感情のみを抱く人も多いですが、メリット・デメリットの両方の面があります。
最初にそこを確認してみましょう。

メリット

  • 同期間の足の引っ張り合いなどがない
  • 出世争いなどの優劣のやりあいがない
  • (年上が多い場合)経験が豊富な人に学ぶことが多い
  • (年下が多い場合)若い人の感性を学べる

デメリット

  • 話やテンポが合わないことがある
  • 孤独を感じることがある
  • (年上が多い場合)年下だから、若いからなどという物言いをされることがある
  • (年上が多い場合)雑用を延々と続けさせられる可能性がある
  • 愚痴などを気兼ねなく話せる相手が少なくなる傾向がある

並べてみると見ようによっては一長一短ですね。

楽しむためには仲良くなるのが一番手っ取り早い

私は元飲食店だったので年下は大学生や高校生、年上の人で言うと主婦の方が多かったです。
新卒で入社したので学生の方は年が近かったものの立場が違う(社員とアルバイト)ので比較的孤独感はありました。

そんな中で私が工夫したのは「ともかく一日一回何か話すこと」です。

元々、コミュケーション能力が高い方ではなく、引っ込み思案で人見知りをする方な私が急に色々と上手な会話をしようとするのはどうやっても無理が出てきてしまいます。
そこで一日のコミュニケーションは短いものの、長期的に関係性を積み上げていく作戦に出ました。

不思議なもので一日一回何かしら話すとちょっとづつ打ち解けてきて1ヶ月もすると色々と会話の幅が広がるようになります。
会話ができるようになると職場は一気に楽しくなってくるので、もし孤独だと思っている人がいるのであれば積み重ね作戦でいくと取り組みやすいのかなと思います。

会社を辞めたい場合

一方でどれだけ頑張っても上手くいかないこともあります。
前述のデメリット面にもあるように職場にいる人が年齢が違うことを壁として「年下だから」とか「若いから」と言って全くコミュニケーションが成立しない場合ですね。
そういった負の状況が改善されない・今後改善する見通しがないということであれば仕事を変えてみるというのも手です。

あまりポジティブな話ではないような感じもしますが、実際にそれで成功している人もいるので選択肢の一つとして考えてもよいでしょう。