月曜日から金曜日までぎっしりのスケジュールの中働いて、いざ土日。
「毎日仕事しかしていないのだから休日くらいは充実した私生活を送ってみよう」と思って、休日を迎えてみると起きた段階で驚くほど何にもやる気が起きないし、何もしたくない…
なにもやる気が起きないまま時間だけが過ぎていき、気が付いたら日曜日の夜。気が付いたら何もしないまま時間が過ぎてしまい、また次の日から仕事。
「ああ、またダラダラと過ごしてしまった…」 そんな風に思っていることはありませんか?

やる気が起きない→何もしない→自己嫌悪の悪循環を繰り返していると精神的にもネガティブな方向に動いてしまいがちなので、まずこの負の連鎖を断つ方法を考えていきましょう。

「休日に何もしたくない」は悪いことではない

やる気が起きない→何もしない→自己嫌悪のサイクルの中で一番簡単に変えられるのが「自己嫌悪」の部分です。

自己嫌悪に陥る人の特徴として「休日は華やかに活動するもの」「休日は自分らしく活き活きと活動するもの」と思っているひとが多いことが挙げられます。
最近はFacebookなどのSNSが活発になってきていて、休日にちょっと開いてみると「恋人と旅行に行ってきました!」「子供を遊園地に連れて行きました」「おしゃれなカフェに行ってきました」・・・などなどいわゆる「リア充」という人たちが一杯なので「他の人は活き活き活動しているのにどうして自分はなにもないんだろう」などと考えてしまいがち。
しかし、本当に活き活きとアクティブに活動している人なんて実はほんの一部で、様々な休日のアンケート調査などを見てみると多くの人が日頃のストレスや心の疲れを取るためにのんびりしています。

何が言いたいのかというと「何もしない休日」は自己嫌悪を感じるものではなく、肯定的に捉えていいことなのです。
「何もしたくない」というのは普段頑張りすぎていて、身体や脳が休みたいという合図を出している状態でもあるので…

基本的には「何もしたくない」と思っている自分を肯定的に捉えて、何かしたくなったらする、程度の考えでいいでしょう。

私がおすすめできる簡単な行動

「何もしたくない」というのを肯定的に考えていいということは前述の通りです。

ただそれでも「とりあえず何かしたい」「少しでも気分転換したい」という人もいるでしょう。
「休日に何をしたらいいか」とネットで調べてみると「映画館に行く」「ドライブに行く」「スポーツをする」などが書いてあります。
でもこれって結構ハードルが高くないですか?
何もしたくない時にどこかに出かけるのは想像している以上に難しく、できない自分に自己嫌悪、というサイクルになりかねません。

そこで「休日に何もしたくない」となってしまう時のおすすめ行動です。
(実際に私がよくやっています)

  • 散歩
  • 近所の公園でのんびり(ひなたぼっこ)
  • 読書(絵本・漫画)
  • アニメ鑑賞

私がこうした休日の息抜きにするときに意識しているのは「頭を使わない」ということ。

散歩は行き先も時間も決めずにふらっと歩いてみる、気分が乗らなくなったら帰る。
公園はベンチに座って何も考えずにぼーっとする。
読書も活字ではなく絵を流すように見る。
アニメ鑑賞も流れてくるものを受動的に見る。

このようにほぼ頭を使っていません。

休みの日に「頭を使わない行動」に切り替えられるとすごく楽ですし、自分がとてもリラックスしているのが分かります。私はこの「リラックスしている瞬間」を感じている時がとても幸せです(笑)

また行動する時に重要なのは行動のハードルを思いっきり下げること。
「ちょっとやってみる」程度までハードルを落としてしまいましょう。

例えば散歩一つとっても「30分歩いてみる」という風になってしまうと途端にやる気がなくなるので「とりあえず外に出てみる」程度で問題ありません。一歩外に出てみることで、ちょっと公園に行ってみようかな、買い物に行ってみようかな、など気持ちが動いたりもするものです。もちろん気が向かない時は自分の気持ちがそういうタイミングではないのでそのまま家に帰ってもいいでしょう。

繰り返しになりますが別に休日は動かなくてもいいものです。
ただ何か行動したいと思った際には思い切り低くしたハードルを軽く乗り越えてみましょう。そこから案外風景が変わることもあります。