王滝「小木曽製粉所おふくろ版」展開。女性店員限定店舗として営業。

飲食業界の人材不足はどこも深刻ですが、今回ちょっと興味深いニュースがあったので紹介。

長野の飲食店チェーン「王滝」の「小木曽製粉所」で女性店員限定店舗を展開することが発表されました。
(日経MJ2016年6月1日で紹介)

 

女性店員限定。お店の特長は?

今回発表されている情報は以下の通り。

  • 店舗名は「小木曽製粉所おふくろ版」
  • 店員が女性限定
  • 営業時間が午後3時まで
  • 座席数は既存点の半数程度(35〜40席)
  • 年間3,600〜4,200万円の売上目標(月10〜12万弱の売上)

公式サイトのメニューを見てみるとざるそばが500円。客単価がもう少し上がるとして一日の入客数が200人前後なイメージでしょうか。
午後3時までの営業時間で集客数200人ということは比較的都市部に開店するのかもしれませんね。

王滝グループ公式サイト
食のエンターテイメントの未来へ・・・変わらぬ味をこれからも 王滝グループ

 

飲食業の新しいスタイルになるか

冒頭にも書いた通り、飲食業の人材不足は深刻です。

私が働いていた何年か前(もう5年以上は過ぎています)ですら人がいなかったのに、そのあともおそらく人材の確保に成功することなくここまで来ているはずです。
目立つところで言うとすき家の問題などが有名でした。

ゼンショー「すき家本部」へ社名変更。深夜営業も1,100店舗で休止。

飲食店で働いていた身として思うのは経営者視点の「会社の拡大」というところと「従業員の働き方」が全くマッチしていない部分が問題です。
例えば24時間営業や店舗拡大がその典型的な例で、人もいないのに店だけが増えていくという悲惨な状況、そしてすき家の事例もそうですが上層部は「昔はみんな寝ないで働いた」というような根性論で職場環境を良くしようという姿勢もありませんでした。
経営者からすると拡大戦略は会社として当然なところなのかもしれませんが、そこで働く人の存在を無視した結果、過労問題などが表沙汰になっています。

話がそれてしまいましたが、今回の株式会社王滝のこの取り組みはとても興味深いです。店舗を拡大する、という面と、人材を確保する(確保しやすくする)という面とを担っています。
もしこうした飲食業のメインストリームとはちょっと反対方向の「営業時間縮小型」の店舗が増えるのであれば、飲食店の従業員の働き方がもっと変わってくるのかもしれない…と思います。

人の集まり方で言うと「女性限定」にしなくてもいいのかなという気がしなくもないですが、そうなってくると「おふくろ版」というようなテイストも出ないので、なかなか難しいところですね…。


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