職場内でもっとも困ることの一つが「上司の価値観の押し付け」。
内心「ウザい」と思っていても、自分は部下であるだけに無下にできないというのがほとんどの人の正直な気持ちでしょう。

最初に言ってしまうと上司を説得して上司の価値観を変えるのは無理なので、価値観の違う上司とうまく付き合っていくしかありません。
今回はその方法論についてまとめてみました。

もっとも安全な方法「割り切る」

多くのサラリーマンのみなさんが落ち着くところが「割り切る」です。

上司の価値観を押し付けられそうになっている時には、仏と化して何を言われても気にしないというような姿勢を貫くことです。
表情としては何かしらの反応をしたり「きちんと話を聞いていますよ」「あなたの価値観、よくわかりますよ」という姿勢は見せるものの、心には何も響いていない・心の中には溜め込まない、聞き流すということですね。
上司が価値観を押し付けてくることは仕事の内容についてのことがほとんどなので「これも仕事」と思って割り切るのが一番早いです。

難しいのは「割り切っていてもイライラしてストレスが溜まる」ということですね(笑)。
私もこのタイプで、かつて価値観の全く合わない上司と仕事していた時には、表面上は従いながらも「なんで上司の古い価値観に従わなくちゃいけないんだ」とか「なんでそんな言われ方をされなくちゃいけないんだ」とかよく思ったりしていました。

仕事の時間内のこと、と割り切ればいいのですが感情が揺さぶられることはよくあります…。

はっきりと拒絶する

「上司の価値観」として分類すべきなのかわからないですが、やや上の年代になると「パワハラ」「セクハラ」として捉えられるようなことを言ってくる・してくる人もいます。
本人は冗談で言っているようなつもりでも客観的に見ればおかしいこともありますし、なによりもあなた自身が不愉快と感じるのであればそれはハラスメントの一種として考えても問題ありません。
「嫌だな」「止めてほしいな」と思ったらはっきりと「やめてください」と拒絶しましょう。はっきりと言うことがポイントです。
空気を読む人の中には「冗談っぽく」言って、上司にも冗談としか伝わっておらず、結局ずっと改善されないまま、ということがよくあります。

上司は「悪いことをしている」という自覚がないことが多いので、嫌だなと思ったらハッキリ伝えましょう。

(イレギュラー)転職する

ここからはイレギュラーなお話です。普通のケースでは上司の価値観の押しつけで転職する必要はありません。

転職を考えてもいい上司の価値観の押しつけの例として労働環境の問題があります。(セクハラ・パワハラも改善されないのであればその職場はさっさと見切りをつけてもいいかと思いますが…)
特に年配のいわゆる「行動経済成長期」「モーレツ世代」という「たくさん働くことこそが素晴らしい」と言う人に多い話です。

労働環境がきつい会社で働いている人に多い話なのですが、若手が「労働環境がキツイ」と言うと、上司が「自分たちの世代はもっときつかった」「今は楽になった方」などという話になってしまうようなケースですね。そういう世代が上層部に多く、今もまだ労働環境として厳しいという場合、その会社は改善されないと思って早めに見限ったほうがいいです。

私も飲食時代に本当に休みがなく(月に2〜3回の時も)、それを上司に相談したところ「俺達の時はもっときつかった」「休み無しで1ヶ月働いていた時もあった」などという自慢話に終始してしまい唖然としたのを覚えています。
そのちょっと後に私は飲食業を辞めていますが、そこから数年経った今、飲食の各社で過労の問題が表沙汰になっています。

結局誰かが倒れてしまったり、過労問題が表に出てきたり、とかそういうことがない限り改善しようとしない職場になっているのです。
「上層部が全部改善案を考えるべき」というわけではなく、下からも意見をどんどん言っていくのが職場だと思いますが、改善案を吸い上げる体勢がないとその会社はずっと変わることはなく、そこに居続ける限りきつい思いをしながら働くことになるのです。

もしそうした上司のもとで、かつ厳しい労働環境で働いているのであれば将来のことを考えて見限った方が自分のためですよ。

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