この項目を読んでいる人はおそらく「仕事でミスが多い」「なんとかしてミスを減らしたい」と考えている人ではないでしょうか。
ミスが多いと仕事とやっていても落ち込んでしまい、どんどんネガティブになっていくなどの悪循環が生まれてしまいますよね。

そこで今回「どうしたらミスは減るのか?」「具体的にどうすればいいのか?」を考えてみることにします。
じっくり取り組んでいけばミスを減らすことは可能なので悩んでいる人はチェックしてみてください。

「抜け漏れ」を防げれば多くのミスは回避できる

まず知っておきたいこととして、ほとんどのミスは「抜け漏れ」から生まれるということ。
最近自分がしたミスを思い返してみてください。「抜け漏れ」に当てはまる項目が多くあるのではないでしょうか。
始まりは非常に抜け漏れでも、回りまわって致命的なミスになることがあります。

逆に言うと、抜け漏れが防げれば多くのミスは回避できます。

私は一日のタスク管理をメモし、タスクが終了したら項目を消していく方法(チェックを入れる、線で消すなど)を行っています。
こうすることで一日のタスクについての抜け漏れが大幅に減ります。
※実際にこういったタスク管理をやってみると分かるんですけども細かい作業なんかを入れると絶対に頭だけでは覚えられない部分が多いです。
簡単な作業ですら、ちょっと誰かに話しかけられたりするとすぐに忘れてしまったりするので。

ミスが多い人はまず抜け漏れを防ぐべく「自分がしなくてはいけないことのリスト」をメモをしましょう。

ミスの多い少ないはミスが起こった時の対応策の有無

ミスをしがちな人は「自分だけがどうしてこんなにミスをするのだろうか」「他の人はミスなんかしていないのに…」など、あたかも自分だけがミスをするかのように思いがちですが、それは間違っています。

実際にはほとんど全ての人が仕事をする上でミスをしています。

では何故ミスの多い人と少ない人がいるのかというと、ミスをした後の対応策の有無が異なるためです。

ミスが少ない人はミスをした瞬間に「今起きたミスが起こった原因、次回からミスを防ぐ方法」を考えており、それを次の機会に活かします。
もっと出来る人になるとひとつの事例から応用を利かせて「別の同じような仕事でも同様のミスが出てくるのではないか?」などと頭を働かせたりします。

その逆にミスの多い人は「何故か抜け落ちていた」「失敗してしまった」「何でできないんだろう」と対応策とは違う方向に頭を働かせがちです。

ある有名人が「悩むことは何も解決策を生まないので、考えることを重要視した方がいい」といったようなことを言っていました。
ここでいうとミスの少ない人は「考えている」、ミスの多い人は「悩んでいる」ということになるわけですね。言葉のちょっとした違いですがしっくりと来ます。

生まれつきの能力の差は存在しない。訓練の問題。

ミスが増えてくると「生まれつき自分は能力が低いのではないか」という思考に陥りがちです。
ただ私はそんなものは存在しないと思っています。

能力が生まれつき高そうに見える人も世の中にいるにはいますが、それはどこかの時点からきちんと訓練を積んできた結果です。

分かりやすいところで言うと野球選手のイチローさんが生まれつき才能があって・・・のように考えられるかもしれませんが、イチロー選手は幼少期から他の誰よりも野球の訓練を積んできた結果、今の状況があるわけで、何もしなくてあれだけの選手になったわけではありません。
(イチロー選手に例えてしまうとちょっと極端かもしれませんが)

ビジネスの世界も同じで「デキる人」は相応の訓練を積んできた結果、そうなっているのです。

ミスが多いと悩んでいる人は日々、自分の行動を振り返りながら対策を打って、それを積み重ねていくことで変わることは出来ます。
ちょっとづつ良くしていく、という地道なことをすることになるのですが、まずは一つ改善をしてみるところから始めましょう。