飲食業で悩まされることの一つが「手荒れ」でしょう。
手荒れのほとんどが「洗い場」で起こると想定されます。
洗浄機を使う店舗だったとしてもその手前の段階で一度手洗いで汚れを落とすところがほとんどなので、そこで洗剤に触れます。
その洗剤が一般的には強めのものを使っていることが多いので、人によっては手がびっくりするほど荒れてしまうことがあります。

私もそこまでひどくはないものの、悩まされました。

そこで今回は飲食業で働いている人が手荒れに対してどんな対策を取っているのかをまとめたいと思います。
手荒れで手がガサガサになって悩んでいる人はぜひとも参考にしてみてください。

手を洗う

基本中の基本「手をきちんと洗うこと」。
基本ではあるものの、実は出来ていない人が多いです。

洗い場の手荒れの原因は前述の通り、食洗用の洗剤です。
それが手に付着することにより、手荒れの原因となります。皮膚が洗剤の強さに負けてしまうわけですね。

そこで洗い場の仕事を終了したあとにはきちんと手を洗うことを心掛けましょう。
これは簡単なようで非常に重要。
この話をすると終業の時だけ丁寧に洗うという人もいたりするのですが、ポジションを離れるたびにきちんと手洗いを丁寧に行うことがポイントです。

というのもポジションを離れた時に簡単な手洗いで済ませているとその間にも付着した洗剤が皮膚にダメージを与えているからです。
神経質になる必要はありませんが、丁寧にお湯で手をすすぎ、きちんと水分を拭き取るということを心掛けます。

ゴム手袋を着用する

もっとも効果が分かりやすい方法として「ゴム手袋の着用」というものがあります。
ゴム手袋といっても手首までを覆うものではなく肘まであるタイプのものにします。
というのも、手首タイプのものだと手袋の片隅から簡単に洗剤なり、汚水なりが入ってきて衛生的に全然良くありません。

ゴム手袋は完全に洗剤から手をガードすることができるので効果が非常に高いのですが、お店によっては美観上使ってはいけないというところも多いです。
もし利用できる飲食店であれば利用すると良いでしょう。

手のケアを行う

こちらも基本。就業後の手のケアはきちんとしましょう。
手洗いをしっかりと行った上で、仕事が終わってからハンドクリームをきちんと塗っておく。それだけでも手の保湿感はだいぶ違います。
ちなみに私はハンドクリーム対策だけで割と楽になりました。

案外このへんのケアもしていないという人が多いので小さなことではあるものの、行ってみましょう。これをやってるだけでだいぶ快適になることもありますよ。

あまりにひどい場合は一度皮膚科へ

大体はこのパターンでカバーは出来るのかなと思うのですが、働く人の中には極端に洗剤に弱いという人もいます。
こればかりは体質なので改善しようと思っても出来ないこともあります。

手洗いやハンドクリームなどでどうしてもカバーが出来ないという場合には、一度皮膚科に行ってみるのも手段の一つです。
皮膚科に行ってみることで適切な薬を処方してくれたり、体質上どのようにしたらいいのかを教えてくれます。

また仮にもう体質でどうにもならない、ということであればお店の責任者に相談をしてみてポジションを調整してもらうのもいいかもしれません。
快適な飲食業生活をするために参考にしてみてください!