注文を復唱する際の「よろしかったでしょうか」という敬語は間違い

飲食店に行って個人的にモヤッとするのは注文を復唱する際の「よろしかったでしょうか?」というもの。
アルバイトの方で敬語の使い方に悩んでいる人は多いかと思いますが、ここでは一番使われるであろう注文復唱の「よろしかったでしょうか」について書いてみます。

 

そもそもどこが間違い?

「よろしかったでしょうか」そのものが間違いというわけではありません。
それはそれで敬語なのですが、使うポイントを間違えているのです。

(事例)
客「ハムサンドイッチとアイスコーヒーでお願いします」
店員「注文を確認させていただきます。ハムサンドイッチとアイスコーヒーでよろしかったでしょうか?」

「よろしかったでしょうか」には大きく過去に引き戻されてしまう・ちゃんと聞き取れたかどうか自信がないというようなニュアンスがあり、お客様の立場からすると「え、今ハムサンドイッチとアイスコーヒーって注文したばっかりじゃないか。ちゃんと聞いてなかったの?」という感じになります。

ではどういう言い回しがスマートなのかというと、こんな感じです。

(事例)
客「ハムサンドイッチとアイスコーヒーでお願いします」
店員「注文を確認させていただきます。ハムサンドイッチとアイスコーヒーでよろしいでしょうか?」

至ってシンプルですね。
聞いている方もスッキリします。

 

「よろしかったでしょうか?」表現が正しい場合

逆に「よろしかったでしょうか」を使っていいのかな、と私が考えるのは次のようなシーンです。
オーダーを取り終わった後に、お店側でお客様が注文した商品を何かの拍子に忘れてしまった。
うろ覚えだけど、一応確認しておかないとオーダーミスがあった際にまずい、念のため聞いておこう・・・のようなシーン。

店員「失礼します。先程いただいたご注文ですがハムサンドイッチとアイスコーヒーの2点でよろしかったでしょうか?

一度聞いたオーダーを改めて過去にさかのぼって聞き直す。こういう時には使用事例として適切でしょう。

 

今後は浸透するという説もあるものの・・・

一方で現在色々なところで「よろしかったでしょうか?」が使われているので「今後は現代語として一般化するのではないか?」という説もあります。
そう考えると「別にそこまで気を遣わなくてもいいんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。

ただ、飲食店に限らずサービス業ではお客様に一度でも「モヤッ」「イラッ」のスイッチを入れてしまうと、普段はクレームにならないようなことでもクレームに発展してしまうことがあります。
細かい気配りの集合でサービス業はできているので、単体ではなんてことのないことですがこういったことにも気配りできる姿勢が大事です。


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