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このページの概要は…

  • お盆休みで混むパターン、混まないパターンは?
  • 混雑に向けての準備ポイント
  • 必ずデータを参考にすること

夏もいよいよ本格的になってきており、もうすぐお盆休みです。

飲食店ではアルバイトの方が、家族の帰省に入ったりしてちょっとお店が静かになる時期ですね。

一方で以前に「飲食店で長期休暇(お盆やゴールデンウィーク、年末年始)は休めるのか?」でも書いた通り、一部の飲食店では混雑する日もあります。

今回はその「お盆なのに混雑をする」という夏イベントに影響される場合の飲食店の対応をまとめてみたいと思います。

お盆にお店が混むかどうかは場所によって大きく異なる

単刀直入に言うと、お店によって混むか混まないかが大きく変わってきます。

具体的な例を見てみましょう。

近所でお祭などがある日は要注意

お盆休みなどで飲食店が混雑するケースの一つは、お祭り・花火大会などのイベントが近所で行われる場合。

夏のイベントは人が非常に密集するので、会場までの道のりに飲食店があるとテイクアウトでごはんを購入して会場で食べる、という人が多いです。
(逆手に取って店頭でテイクアウトの販売を行っているお店も多いですね)

ここでイベントの情報をきちんとつかんでいないと、シフトが足りない、店舗が回せないなど大変な目に合います。

逆にイベントの情報を掴んで事前の対応をしておけば、売上アップにつながります。

まず、イベントが近隣で行われるかを確認、売上予測を立てて十分なシフトを組めるように事前準備はきちんとしておきましょう。

オフィス街は暇

逆に平日であれば大混雑することの多いオフィス街は会社員の方がお休みということもあって基本的にはとても暇です。

この場合は、シフトを弱めに組んだりしておくと良いでしょう。
※ただしお店によって異なることも多いので前年の売上はきちんと確認しておきましょう!

混雑に向けてお店で検討しておきたいポイント

ポイントは二つです。
花火大会のように時間が決まっている分かりやすいケースで考えてみましょう。

1.イベントの開催前の混雑対応

一つ目がイベントの開催前。

前述したイベント会場までの道すがら飲食店がある場合ですね。

この場合は店舗で食べるというよりもテイクアウト(お持ち帰り商品)が多いです。

コンビニなども店頭で販売しているところからも分かる通り、お客様はサッと手軽に購入できるものを求めています。

お祭りなのでお酒などを会場で飲もうする人も多め。酒類は売れます。

ごはんのようなガッツリしたものよりも、ちょっとした揚げ物(唐揚げとかポテトとか)が好まれる傾向にあります。

素手でもつまんで食べられる気軽さ、持ち運びのしやすさがお祭り参加者にはとても便利なのです。

これらを踏まえて店舗ですぐ準備できるテイクアウト商品を、すぐ提供できるようにしておくと良いでしょう。

店舗内の金銭(千円札・百円玉)はきちんと補充しておきます。

この際に細かいお金のやり取りがあると手間がかかるので、商品の価格を100円、500円など支払いしやすい金額にしておきましょう。
216円など端数は無駄な手間が増えるのでNGです。

2.イベントの終了後の混雑対応

二つ目の混雑ポイントはイベント終了後です。

最初のポイントと比べるとそこまで混雑しないことが多いですが、ファミレス・居酒屋などの「居座れる」ところは混む傾向にあります。

祭りで楽しんだ後に仲間とダラダラ過ごす。
これも祭りの楽しみの一つですね。

傾向としては「軽く1杯飲む」「おつまみを取る」ということが多い(だいたい会場で既になにか食べていたりする)ので、その需要に合わせてシフトや食材の準備をしておくと良いでしょう。

「1.イベントの開催前」と異なり、イベント終了後はイートイン(店内)での混雑を想定しておきます。

必ずデータを参考にする

上記はあくまで私が体感している全体的な傾向で、立地や地域によって異なることがありますので前年のデータ等があれば必ず参考にしましょう。

もし前年データがないという場合も、来年のために「混んだ」「全く混まない」などメモを取っておくと良いでしょう。

お盆はイベントが近隣である時には売上アップのチャンスです。

売上だけではなく、普段お店のことを知らない人にも知ってもらうチャンスなので機会を逃さず、最高の商品を提供していきましょう。