新聞を読んでいたところ、外食チェーンの2014年9月の売上動向が掲載されていました。
今回興味深かったのが「ファミレスが不調」「牛丼・定食が好調」といったところ。
現時点での外食動向なので一過性のものではありますが、これから外食産業を目指す人には参考になるデータかもしれないのでここで考察を書いてみます。

業種で売上に明暗が別れる?

ちょっと興味深いのが前述の「ファミレスが不調」「牛丼・定食が好調」の部分。
そもそも業種によってそこまで差が出るのかな?と思ったのですが、消費者の節約志向といったところが影響しているみたいです。
内容としては「ファミリーレストラン、焼き肉、すしが不調」で外食産業の中でもちょっと高級なものの売上が下がっている傾向にあります。
一方で牛丼・ラーメン・カレーは売上が好調に。単品もので外食の中でも安価なものが好まれる傾向です。

ちょっと高級なものが控えられているイメージですね。

外食利用者は減少

一方でデータを良く見てみると客数は前年同月比で見ると割れているところがほとんど。外食そのものを控えるという消費者がやはり多いようです。

売上が上がっているところは客単価(お客様一人あたりの売上単価)が微増しておりそこが売上増の要因になっています。
「消費者の節約志向」があるのに客単価が上昇しているという不思議な現象。

私が感じているのは「もう一品」需要を促すことに成功しているところが多いのではないかと思っています。
例を挙げると吉野家が展開している「吉呑み」
客足が減っているのであればこういった「もう一品」の工夫をするという、その結果が出ているのではないかと。

その他、スターバックスが特定の店舗で提供しているスターバックスリザーブなども戦略の一つですね。
こちらは「もう一品」ではなく「私だけの一杯」という高級志向で成功しています。スタバの場合は客数も単価も上がっているというかなりの好事例。

マクドナルドの業績悪化

大きく客数を落としているのは日本マクドナルド。
中国の食肉工場にて期限切れ鶏肉の問題が大々的に報じられ、非常に分かりやすく客数が落ちています。前年同月比でおおよそ84%。
バックヤードのお客様からは直接見えない部分だからこそ、ずさんな体制でいると顧客の信用を大きく失ってしまうという事例ですね。

何年か前に食品偽装問題は色々なところで出てきましたが、実際に数値に現れてくるのは非常に残酷な部分でもあります。
(もっとも偽装するほうが悪いといえばその通りなのですが…)

天気も影響する

また天気が悪かったことも客足を遠ざけた要因の一つとするところも多いようです。
「天気?」と思う方も多いかもしれません。ただ、台風などで外出しづらい状況の時はやはり「外食に行きたい!」とはならないですよね。
実際に私が働いていた時も台風の時は客足が少なかったです。

とは言え、同じ条件で伸びているところも、そうでないところもあるのでこれは大きな要因ではないのかなと感じます。

まとめ

最初に書いた通り、これはあくまで2014年9月の売上状況で今後色々と動く可能性はあります。
ただこういう数字を読み解いていくことによってどんな外食産業が伸びそうなのかがぼんやり見えてきますね。
これから独立して外食に参入したい!という人はこういう数字を定期的に読んでみると面白いかもしれません。

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