「仕事は辛いもの、辛くて当たり前」といった論調の話がよく挙がります。

仕事をしている人の中でも毎日がつらくてつらくて、上司や同僚に相談しても「そういうもの」「みんな、そう感じている」と言われたりすることもあるのではないでしょうか。
(私も転職前の職場で休みがなくつらいことを相談したら「俺の頃はもっと休みがなかった」といった回答をされて閉口した記憶があります…)

果たして本当に「仕事は辛いもの、辛くて当たり前」なのでしょうか?

結論

最初に結論からお伝えします。

仕事は辛いもの、辛くて当たり前というのは大嘘です。

これで話が終わってしまいそうですが(笑)、どうして私はそう考えるのかをお話します。

転職して変えられた環境

まず私自身の話を少し。

私は新卒で飲食業に従事して5年間働いていました。
とにかく残業が多い、休みがないというのがとてもつらかったというのが正直なところでした。

結局、こんな環境では先がないと思い退職し、転職。
現在は普通に休みも取れますし、盆暮れ正月もきちんと休むことができます。

転職してみて思ったことは環境は変えられるということです。

仕事のどんなところがつらいのか?

「仕事がつらい」と一口に言っても色々な悩みが含まれていると思います。

ただ、一般的には次のようなものが多いです。

  • 仕事内容がつらい(会社に課されているノルマがキツいなど)
  • 職場の労働環境がつらい(休日出勤、残業が多い)
  • 給料が低い
  • 人間関係がつらい(ギスギスした職場、上司と合わない)

この中で仕事内容・職場の労働環境・給与体系などは少なくとも転職することで改善可能な項目です。(職場によっては環境は全く異なるので)

また、人間関係も人によっては絶対に合わない上司や同僚というのがいたりするので、転職で環境を変えることで、新しい人間関係を築くことは可能です。

日本人に多い「辛いことがあって当たり前なので我慢する」という慣習

日本人で特に多いのは「辛いことがあって当たり前なので我慢する、耐える」という慣習です。
忍耐は日本人の強みでもあると思うので、一概に悪いとは言えません。

ただし、我慢することが目的になってしまうと精神的に参ってしまったりして、仕事だけでなく人生にまで影響を及ぼしてしまうこともあります。

まだ「つらいな」とか「やめたいな」と考えられている間に「この職場で続けるべきなのか、他を探すべきなのか」を検討した方がいいです。
続けるなら、続けると決めて「社内でどうやって仕事をするか」「どうやったら辛さを乗り越えられそうなのか」の目標や理想像を考えるべきですし、辞める場合には「どんな職場で働きたいのか」「いつから転職活動を始めるのか」をしっかりと考えるべきです。

補足しておくと私は転職することが必ずしも素晴らしいとは思っていません。
ただ、つらいのをごまかし続けるのは精神衛生上良くないので転職という選択肢を持っておくのは生き方としては健全なのかなという考えです。

「つらいことが全くない」というのもレアなケース

ここまで、どちらかというと「本当に辛いのであれば転職も考慮した方がいい」という考えを述べてきましたが、知っておきたいのは「つらいことが全くない」というのもレアだということです。

冒頭で述べた通り「仕事は辛いもの、辛くて当たり前というのは大嘘」です。
ただ「どんな仕事でも時には辛いこともあるし、誰かに怒られたりすることも、迷惑をかけてしまうこと、場合によっては残業もある」ということです。

単純に「嫌なことがあったので会社辞めたい」などとなってしまうと危険です。
どこの会社に行っても上司に叱られることはありますし、残業することも、休日出勤することも起こりえます。(もちろんこうやって書いている私自身もそうです)

ただ、その「ネガティブな要素をどのくらい減らせるか」が重要なのです。
パワハラ上司がいない、残業が少ない、休日出勤などほぼない(あったとしても手当がきちんと付いたり代休が取れるなどの仕組みがある)など転職で改善できる項目は山ほどありますし、実際に転職することで改善している人はたくさんいます。

「辞めたいけど転職できるかが不安」という悩み

「辞めたいけど転職できるかが不安」という考えの人も多いです。

これについては転職先が決まってから退職をするという方法を取ることで完全に解決できます。

転職先が決まったら退職すればいいだけですし、仮に転職先が決まらなかった場合でもいったん現職を続けていくことで生活には不自由しません。
(平日忙しすぎてなかなか転職の時間が取れないという人でも、今は土日対応しているリクルートエージェントなどの転職エージェントがあり、どんな人でもだいぶ転職のしやすい時代になってきました)

転職前に退職してしまうのは転職先が決まらない、無職の期間が増えて面接や履歴書で評価されにくくなるなどのネガティブな面も多いので絶対にやめましょう。

あとは一歩踏み出すだけ

私自身、転職をきっかけに仕事の環境を大きく改善することができたので「つらいし辞めたい」と友人や知人から相談を受けた際には「まず辞めることも絶対に選択肢に入れた方がいい」ということを伝えます。
(個人的には辛い環境やひどい環境で続ける必要はないと思うので辞めたらいいのでは…と思うのですが)

もしもあなたが今、本当につらくてやめたいと思っているのであれば転職も視野に入れて自分の人生をいったん見つめ直してみるべきだと思います。

一歩勇気を出して踏み出してみるだけで世界は意外と大きく変わったりするもので、私は「あんなつらい思いを我慢していたなんて時間のムダだったな」と思っています。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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