「独身って転職に不利なの?」

30〜40代になってくると転職も大分難易度が上がってきて、かつ独身となると「もしかしたら独身であることが不利に働くのではないか」と考える人もいます。
実際のところどうなのでしょうか?

今回は独身と転職の関係について調べてみました。
独身で将来が不安で転職をすべきなのかどうか悩んでいる人は参考にどうぞ。

原則的には独身は不利ではない

有利か不利か一般論で言うと「不利ではない」という方が正しいでしょう。

独身か結婚しているかの問題で言うと、「結婚している」という状況の方が雇用の問題として挙がっていることがあります。
厚生労働省のサイトにもそんな質問と回答が掲載されています。

(問)(事業主の方からのお問い合わせ)正社員を募集したいのですが、女性が応募してきた場合は結婚や妊娠で退職するかもしれないので期間契約社員として採用とすることにしても良いでしょうか。
(答)正社員について男性のみ応募を受け付け、女性については別の区分で採用することは、均等法に違反します。
募集・採用について男女均等な取扱いの徹底をお願いします。

(問)(女性労働者からの質問)
採用面接で、「子どもが生まれたらどうするのか」と聞かれました。これは性差別ではないでしょうか。
(答)女性に対し、男性には聞かない質問をするなど、男女で異なる採用選考をすることは均等法に違反します。
(いずれも均等法Q&A|厚生労働省より)

(注)「結婚している」ということで雇用の制限をすることは法律に反します。当サイトでは事例を挙げているのみでそれらの動きを助長する考えではありません。

日本の古い体質の質問ではありますが、これを見る限りでは少なくとも独身が転職で不利になるということもなさそうです。

むしろ年齢の方が重要な要素

そもそも独身云々というのは仕事のできるできないに関係ないので、面接の質問で挙げてくるところも少ないです。(私も面接官をやっていて一度も聞いたことがないです)

私が独身かどうかよりも重要だなと感じるのが「年齢」。

「35歳転職限界説」は現代で大分崩れつつあるものの、年齢を取ってくると転職市場でもそれなりの経験値が求められるようになります。
転職に年齢制限はあるのか? 実際のところは?」という項目にも掲載している通り、年齢が上がると若い世代に求められるものと全く違ったものが求められるようになります。

その30代以上に求められるような(例えばマネジメント能力など)があれば独身でも既婚でも転職は決まります。

結論として「独身は転職活動では不利ではない」ということです。

重要なのは退職をしないで慎重に転職活動をすること

ここで「自分にはとりたてて特別な能力もないしどうしよう」と悩む方も多いのですが、もし転職を検討しているのであれば現在の会社を辞めないで転職活動をすることをおすすめします。
もともと転職活動のセオリーとして退職願を出す前にに転職先を決めるというものがあります。
30代以上で転職を検討しているのであれば、現在の仕事をしながら転職エージェントを使って相談をしてみてください。プロに依頼することで自分を客観的に見つめ、転職に使える長所や強みなどを生み出すことができます。もちろん相談した結果、転職しない、というのもアリです。

このように活動すれば、転職が決まらなかったにしても、最悪職は失わず生活は出来ます。
特に年齢が上がってくる場合、このセオリーをきちんと守っておくことが重要です。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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