転職情報を探していると「こんな人は成功する!」「こんな転職は失敗する!」というような論調の文章があって、読んでいると「この失敗する側の人に自分は当てはまっているんじゃないか…」などと不安になってしまうことがありますよね。
最初にはっきり言ってしまうと、そうしたネット上の「成功・失敗」の論調はあまり当てになりません。

一例で言うと「人間関係がイヤで転職する場合は失敗する」などのようなものがありますが、それで成功するか失敗するかは人それぞれです。
そこで失敗する人もいれば、成功する人もいますし、こんな転職をしたら必ず成功する・失敗するというのはあまりありません。

そういう前提がありつつ、面接官をやりながら「転職者の人はもっとこういう意識を持ったほうがいいんじゃないかな…」と思うところがあるので紹介します。

自分の「転職の成功」の定義を明確にする

まず初めに「成功」という言葉について定義をしておきましょう。

転職における「成功」とは、自分自身が今の職場では満たされないことを次の職場で達成することです。
※「自分自身」というところがポイントです。

例えば「今の職場は年収が少ないので上げたい」というのもそうですし、「今の職場は休みがないのできちんと休める職場に行きたい」というのも定義の一つでしょう。
ありがちなのが「年収アップ=成功」と一般的なテンプレートとして思い浮かべているような人で、もし本人が年収アップを望んでいないのであれば成功ではありません。
「とにかく休みたい」という人が全然休めない職場に入って年収がアップしたとしてもそれは成功とは言えませんよね。

このように転職で何を成し遂げたら成功なのかを自分の中できちんと定義することが重要です。
一般的に転職してからうまくいっている人はこの部分が明確になっていますし、逆に転職後にうまく行っていないような人はあまり考えずに行動して「イメージと違った…」となってしまうことが多いです。

絶対外したくない転職活動のポイント

転職の成功の定義については各々の中にあるとして、もう少し手前の「受かるか受からないか」の話で考えてみましょう。
(成功の定義云々の話は重要なものの、受からないことには話にならないので)

ここからは内定が決まる人、決まらない人の違いについてまとめてみます。
決まる人と決まらない人は真逆と考えればいいので表にしてみました。

内定が決まる人
(決まりやすい人)
内定が決まらない人
(決まりにくい人)
履歴書などの手抜きをしない 履歴書などの手抜きをする
時間厳守 遅刻する
転職して何をしたいかが明確 転職して何をしたいかが不明瞭
身だしなみがしっかりしている みっともない

基本的な部分です。
内定が決まりにくい人の特徴として「小さい手抜きをたくさんする」という傾向があります。
ひとつひとつの手抜きは致命傷ではないですが、それが積み重なることによって採用が決まりにくくなります。

例えば最初に記載してある「履歴書などの手抜き」。
履歴書の写真がのり付けされていないなど(私からすると信じられないですが本当にそういう人はいます…)、その人の能力とはあまり関係ないのですが面接が始まった段階で面接官の頭には「だらしない人なのかな」という偏見が入ってしまいます。
最初に「だらしないのかな」というイメージで入ってしまうと、その後に何を聞いていても「だらしない人なのかもしれない」という思い込みが強くなっていってしまい、その結果不採用になるなんてこともあります。
大げさに感じるかもしれませんが小さい手抜きはそれほど深刻なものなのです。

基本的には常識の範囲で対応していれば問題ないことがほとんどですが、もし自分が客観的にどう見られているのかちゃんと確認したい人は転職エージェントなどのサービスを使って模擬面接や履歴書チェックなどを行ってもらうといいでしょう。
誰かにチェックしてもらうというのは自分では気付けないことを発見できる機会なのでおすすめです。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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