日経MJ(2014年5月5日付)の記事に「大阪王将」が24時間営業の店舗を増加、というニュースがあったのでちょっと取り上げてみることにします。

大阪王将とは?

私は全然知らなかったのですが「餃子の王将」とは全く別の会社のようです。

餃子の王将・・・株式会社王将フードサービスが運営
大阪王将・・・イートアンド株式会社が運営

似て非なる会社。

24時間営業を増やす理由

会社員の「ちょい飲み」需要で深夜の売上が好調。
東京では4月に24時間営業の品川店を出店、オフィス街ということもあり、深夜帯の売上が多めになっています。
品川店の売上は一般的な都心店舗の2倍近くの売上。
経営者目線でいくと「(今後)深夜の売上を確保しよう!そうすれば利益が増える!」となりますよね。

雇用計画は?

以前に同じ日経MJで「店員不足、成長に足かせ」という記事がありました。
そこに書かれていたのは人材不足を背景に大手飲食業者が店舗を縮小しているという現実でした。

当然、深夜帯の売上が多いからといって人材が増えていくわけではないです。
将来的に人材不足問題を抱えることはあると思います。
(しかも人の集まりにくい都心・オフィス街なので)

その辺の雇用計画はどうなっているのかなと見ていたところ、外国人従業員の雇用を活用を増やすようです。
外国人を中心に接客・調理を学べるスクールを開校し、受講料は無料。
ここで一定の技術を習得してから雇用に結びつけるとのこと。なるほど。

思ったこと

個人的に24時間営業はあまり賛成ではないので正直な意見を言ってしまうと「うーん・・・」といった感じです(笑)。
日経新聞も4月以降、職場の人材不足の記事を何回か取り上げていたためか「外食業界では人手不足が深刻」という言葉もきちんと添えています。

私は店舗の運営者だったのでその視点からなんとなく想像できる懸念点を挙げてみます。

・そもそも外国人従業員が集まらない
結構ありえる話なんじゃないかと思っています。
特に都心・オフィス街だったりするとその周辺に住んでいる人がいないため、募集をかけても応募が来ることが少ない傾向にありました。

・スクールで学んでから雇用させるまで時間がかかる
この計画自体は結構いい仕組みなんじゃないかと思うんです。
飲食業界ではOJTでいきなり現場に出させることがほとんど(もちろんその方が学びも早いのですが)。
なので事前にきちんと段取りを作って研修させて、ある程度の技術ができてから外に出すという仕組みが完璧に回せれば、いい店舗作りになります。ただ問題はそこまで余裕をもって回せるのかということ。

現場の人材不足は深刻なので「もう回らないからひとまず現場に出そう」という感じが出てくるのではないかと。
ここをまったく妥協しないということであれば本当にすごい仕組みになりそうです。そこは個人的には大期待ですね。

***

なんだか企業が新しいチャレンジをしようという時に、ちょっとイチャモンみたいになってしまいましたが(笑)、スクールの仕組みには本当に期待しています。ぜひとも新しい仕組みづくりとして頑張って欲しいところです。

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