本日の日経MJで株式会社梅の花が大阪梅田に中華風カフェ「茶青花」をオープンすることを報じていたので、そのニュースをピックアップします。

「梅の花」概要

まず株式会社梅の花について。関西を中心に活動しているので関東圏の方はもしかするとあまり馴染みがないかもしれませんので、簡単にどんな会社かを紹介します。

・公式サイト
湯葉と豆腐の店 梅の花 −株式会社 梅の花ー
http://www.umenohana.co.jp/

・事業概要Wikipedia「梅の花」より)

株式会社梅の花(うめのはな)は、ゆば・豆腐料理を提供するレストランチェーンなどを展開する企業。本社は福岡県久留米市に置かれている。
前身は1976年、創業者で現在も代表取締役社長を務める梅野重俊(当時25歳)がに創業したかに料理専門店「かにしげ」である。その後は法人化などを経て引き続き「かにしげ」の展開を行っていたが、創業から10年後の1986年、福岡県久留米市に現在の主力業態であり現社名の由来でもある湯葉・豆腐料理の店「梅の花」の1号店を出店、今日に至るまでの基礎となった。現在は外食事業とテイクアウト事業の2部門を柱としながら、この他にスパのプロデュース・営業も行っている。

元々はかに料理、現在はゆば・豆腐料理を中心に取り扱っている和食専門の料理専門店です。

茶青花の概要

和食専門の会社が開く中華風カフェ「茶青花」とはどのようなものなのでしょうか。「中華」も「カフェ」も和食とはちょっと縁遠い感じもしますが…

・料理について
「梅の花」で十分なノウハウのある湯葉料理や点心、中国茶の提供を中心に実施。その他、ごま団子などの中華デザートも置いてあるようです。
「カフェ」と言ってもコーヒーやエスプレッソなどの類ではなく中華のお茶会のようなイメージですね。

・場所やオープン日について
大阪梅田の阪急三番街、2015/3/31にオープン。阪急三番街の公式サイトにも掲載されています。
阪急三番街「茶青花」

・梅の花との差別化について
梅の花が「和食」、今回展開する茶青花が「中華」なのでコンセプトは十分異なりますが、ターゲット層も梅の花より若干若めの女性層(梅の花が50代前後の女性なのに対し、茶青花は30〜40代女性)、客単価も梅の花の半分以下を想定。その反面、店舗設立のコストもグッとおさえられています。
単純なジャンル違いではなく戦略そのものを変えているというわけです。

・オープニングスタッフ募集について
ちょっと前まで掲載されていたようですが2015年3月18日現在、媒体への掲載は終了しています。
随時募集をかけることがあるかもしれないので気になる方は定期的にアルバイト媒体や店頭の募集などをチェックしてみましょう。

梅の花は他にも中華業態を持っている

実はこの「梅の花」グループには別に中華業態があります。

−CHINA 梅の花-
http://www.umenohana.co.jp/n_china/

この業態については1999年から展開されているものの、調理人の確保が難しく、店舗出店コストもかさむという理由から今後の中華業態は「茶青花」を中心に展開になっていくとのこと。和食料理のお店がただ中華料理に多方向展開しているというわけではなく、背景にはこういった中華料理のノウハウもあるということですね。
1号店はどうなっていくのか、注目です。