書籍販売などの「とらのあな」、秋葉原に立ち飲み居酒屋・虎飲「トラ(ノ)アナ NOMOO」を開店

ちょっとおもしろいニュースが流れてきたので紹介。

漫画・玩具・個人出版物・アニメグッズなどの販売をしている株式会社虎の穴(とらのあな)が2016/7/1に秋葉原に立ち飲み居酒屋・虎飲「トラ(ノ)アナ NOMOO」を開店しました。
書籍の販売をしている会社が何故、という感じで見られていますが、じっくりシステムなどを観察してみるとなかなか興味深いです。
今回はその詳細を見てみましょう。

 

システム・営業時間・アクセス

以下、会社サイトより。

システム:飲み放題システム、持ち込み可能。販売しているのはおつまみの軽食のみ

4F:時間無制限ワイン飲み放題:3,000円
45分ワイン飲み放題:1,500円
海外ビール単品販売
3F:時間無制限日本酒飲み放題:3,000円
45分日本酒飲み放題:1,500円

日本の地ビール単品販売
食品の持ち込みが可能です。
食べ物は簡単なおつまみのみ取扱っております。
飲み放題にはビールは含まれていません。
ワイン・日本酒の単品販売も行っています。
フロア間の移動は出来ません。階を移動する場合はその都度飲み放題料金をお支払いいただきます。

営業時間:17:00~22:00
月曜定休(祝日の場合、火曜定休)

アクセス:末広町・若松通商のビル内にあります。

店舗の公式サイトはこちら:その場でサクッと安く飲める酒屋[トラ(ノ)アナ NOMOO]

 

所感

「書籍などを販売している会社が何故飲み屋?」というのは確かに不思議なところなのですが、ポイントは秋葉原にあるということではないかなと思っています。
本家の「とらのあな」の知名度があれば認知しやすいでしょうし、「とらのあな」で「飲み屋もあるよ」と告知もでき、しかも近場にある。
なによりも、マンガやノベルを買いに行って「ちょっと飲んでいこうよ」という流れも想像しやすいです(私が酒飲みだからかもしれませんが^^;)。
本を買った後に誰かとお酒を飲んで喋る・語る、という一連の行動を考えると立ち飲み屋の営業も別に不自然ではないような気がします。

あと、面白いのは営業スタイルですね。
基本的に日本酒ワインの飲み放題+海外ビール単品販売。食べ物は簡単なおつまみのみ。
これ、すごくよくできていて、店員さんをあまり必要としないんです(≒人手不足の防止)よね。

おつまみがどんなものなのかは分からない(公式には「簡単なおつまみ」としか記載なし)ですが、例えばナッツのようなものであればあらかじめ準備しておけば手間を掛けずに提供できますし、日本酒・ワインもそれぞれドリンクを作る手間がない。海外ビールなどの扱いもありますが瓶・缶のみなので提供の手間は小さい。
雑な言い方をすると「注ぐだけ」。しかも日本酒やワインを注ぐのもセルフサービスなので手間が全くかからない。
飲食店を運営するのに掛かるコストの大きな部分としては人件費なので、そこをできるだけ簡略化した良い運用スタイルなんじゃないかと思います。

また、このサイトでは常々言っているのですが、飮食は人材不足が顕著。
その点もあらかじめ企画化して先にリスクヘッジしている感じです。

誰でも主役になれる!「一日店員」とは!?

店員さんをやりたいという人が応相談で店員になることが可能。一日売上の10%を店員さんに還元。
45分1500円。5時間の営業で10%還元なので満席状態が続いていれば、アルバイトとしても悪くない条件なんじゃないかと思います。
店側としても売れなかった時の無駄な人件費流出を防げますし、なによりも人材がこうして埋まっていくのが素晴らしい。
ここから店員業に目覚めて、店員として働く人もいるかもしれませんし。

「とらのあな」が居酒屋ということでちょっと変わったニュースとして捉える人もいるかもしれませんが、飲食店の運用という観点で見るとかなり面白いものなんじゃないかなと思ったりもします。


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