転職活動を始める人の多くが「今度の転職で天職を見つけよう」と思っていることでしょう。誰だって今の環境を変えてみたら次の環境がベストだったとしたいものです。

そこで今回はこの「天職に転職したい」という思っている方に天職の見つけ方をまとめてみました。

天職の見つけ方のポイント

「天職の見つけ方」「見つける時のポイント」について解説します。

診断を使ってみて自分のタイプについて知る

世の中に天職を見つけるための診断ツールが存在します。

転職サイトの代表的なところで言うとマイナビ転職の「ジョブリシャス診断」ではないでしょうか。


適職診断 ‐適職をディグる!ジョブリシャス診断‐ | 適職診断はマイナビ転職

会員登録などを実施せずに簡易診断はできるので一度やってみると面白いです。

このツールで天職が見つかるわけではないのですが、客観的に自分がどんなタイプかを知ることができ、仕事探しのひとつのヒントにはなります。

ちなみに私は「献身的な世話好きお母さん」タイプで「穏やかな性格で派手なタイプではないため、目立つ主役というよりは、優秀なバイプレーヤー」と出てきました。
「目立つ主役ではない」というのはちょっと悲しいところですが、実際に自分の認識としても合致しているなと思います(笑)。

他人や世間の評価に振り回されないこと

注意しなくてはいけないのが「他人や世間の評価に振り回されない」ということです。

「自分は自分の評価軸で動いている」という人は多いですが実際はそうでもないということもちらほら。
例えばこんな事例。

誰もが羨むような大企業に行きたい」
同級生と比べて年収を多く稼いでいたい」

どちらも「誰かと比べて勝ったら」「誰かに評価されたら」満足する欲求です。

大企業に行きたい、年収を多くしたい、華やかな職業に就きたいと考えている人の思考を深掘りしていくと、自分が好きだということではなく承認欲求だったということはありがち。

承認欲求そのものは自然な現象ですが、誰かに評価されないと満たされないというのは案外つらく、今後延々と他人の目を気にしながら生きていくことになりしんどいです。
承認欲求を満たすことだけに集中してしまうと天職にたどり着くことは不可能です。

「自分以外の誰かが存在しないと満たされない」という考え方を一度捨て去って、自分自身の中で何が一番納得できるのか、自分自身は何が一番好きなのか、何が一番楽しいのかを考えてみましょう。

好きなこと、楽しいことは色々と試してみないと見つからない

「自分自身の中で何が一番納得できるのか、自分自身は何が一番好きなのか、何が一番楽しいのかを考える」というのは重要事項なのですが、ここで当たってしまう壁が

「自分自身が何が好きなのかを分からない」

ということ。

この悩みに対し参考になりそうなものが先日見たプロゲーマー・ウメハラさんの講演。

ウメハラさんは「好きなことを見つけるには?」という質問に対して次のような回答をしています。(当該の箇所から再生されます)

「とにかく色々とやってみるしかない」

これ、本当にその通りなんですよね。

結局好きなものは人によって違いますし、他の人が好きなものが自分も好きになれるという保証もないので、色々とやってみて自分の好きなものを掘り当てていくしかない。

本当になんでもいいんです。

ゲームをやってみる、
1日旅行に行く、
海外に行く、
買い物をする、
美味しい料理を食べに行く、
料理を作ってみる、
散歩をする、
ネットサーフィンをしてみる


自分の中でちょっとでも「おっ」と思うものがあれば、何が面白かったのかを考えてみて、掘り下げていきます。

その結果、面白くなかったらまた他のことをやってみる…という繰り返しです。
(この時、面白かったと思ったところをメモしておくと自分の好きなものの傾向が見えやすくなります)

本来は徹底的に転職してみることが究極の方法

「自分自身がこうしたい」と考えることがあったら、転職するのが究極に早いです。

とは言えここが一番難しい点。

水野敬也さんの「転職」という話の中に自分が納得行かない仕事はすぐに辞め、次に行って辞め、を繰り返し、最終的に自分の天職を見つけるという女性が出てきます。

参照:水野敬也のウケる日記「転職」

自分が本心から素晴らしいと思える天職を見つけるのは、この女性のように仕事の数をこなさないと見えてこないというのは、ひとつの事実です。

ただし現実問題として「仕事を転々として合わなかったら次、合わなかったら次」とやっていってしまうと転職ジプシーになってしまい、将来的に行き先がなくなってしまうことも考えられ、あまり一般的にオススメできる方法ではありません。

実際にこれを実行するにはメンタルの強さも求められます…

自分の天職を身近なところから掘り下げていってみる

究極的には徹底的に動くのがベスト、ただ、転職はすればするほど将来的なリスクが高まってくる…となるともはや動きようがなくなってしまいますね。

そこで私の考える方法は2つ。

  1. 小さく始めてみる
  2. 今の仕事の楽しいことを探してみる

小さく始めてみる

ひとつめが「小さく始めてみる」ということ。

自分が「これは面白いのではないか」ということがあるのであれば手の届く範囲で始めてみること。

今やネットでも個人活動が色々と出来るような時代なのでネットを活用した活動をすることです。

例えば音楽の出版社に勤めてみたいといったような夢があるのであれば、自分が音楽の出版社でやりたいようなサービスをウェブ上で展開してみたり、実際に音楽の出版社で働いている人とつながったりして少しでもその業界に足を突っ込んでみる。

転職しなくても業界に触れることは出来ます。

場合によってはこれがきっかけで独立できるなどということもあるかもしれません。

今の仕事の楽しいことを探してみる

もう一つが「今の仕事の楽しいことを探してみる」ということ。

転職したものの辞めた会社に戻りたいと思う人も案外多くいるもので、転職したいと思った時には嫌で嫌でしょうがなかったという人も一旦外に出てみると前職が良かったなんてこともあります。

要するに嫌なことばかりに目が行き過ぎて今近くにある楽しいことに気付けていないんですね。

自分が今やっている仕事でちょっとでも楽しいことを見つけられるのであればそこを掘り下げていって自分の専門性を深めていくというのも手段の一つです。

こうして考えながら行動を繰り返していくうちに「自分の中の天職」が明確になっていくはずです。
(この際にやはり「自分は何が楽しいのか」のメモをとっておくことが重要です)

転職活動1回だけで自分の天職を見つけるというのは運に左右される部分があるので、自分の動ける範囲内で小さな一歩を踏み出していくことを繰り返して、自分の天職を探していくことをオススメします。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
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