先日、私より若い個人的な知り合いから相談を受けました。
その相談とは
「アパレルの仕事を辞めたい」
というもの。
友人はアパレルの仕事で正社員として働いてみたものの、入社前と入社後のギャップがひどく疲弊し、転職を検討しているようでした。
その時に話したことがもしかすると他の方の役に立つこともあるのではと思い、今回同じように悩んでいる人向けにまとめることにしました。
アパレルの仕事のつらさ
アパレルの仕事というととても華やかでオシャレな業界に見えますが、友人によるとまったくそんなことはなく泥臭い業界のようでした。
- 給料が安い
- 休みが不定期
- 残業が多い(拘束時間が長い)
- 立ちっぱなし(立ち仕事)
- 休憩が少ない
- 人手不足
- 衣服代にお金がかかる
- お客さんに変なクレーマーがいる
- 将来性が見えない
- ノルマがきつい
覚えている範囲で言われたのが上記のようなことですが、これ、私が勤めていた飲食業界と共通するところがあるんですよね。
むしろ、ノルマや衣服代にお金がかかる分、飲食よりもさらにキツいのではないかと想像しています。
仕事を辞めるべきか否か
その友人は販売員として働いて約1年ほど。
私は基本的には「頑張れそうであれば3年は続けてみるべき」派なのですが、さすがに目の前で驚くほど疲弊している友人を見るとそんなことは言えない状況でした。
この辺の判断は難しいところですが、続けることと見切って辞めてしまうことにはメリット・デメリットがあるのを知っておきたいところです。
3年続ける場合のメリット・デメリット
(メリット)
- 新しい発見や仕事の面白みが分かることがある
- 転職活動で「一定期間勤めた」という証になる
(デメリット)
- 我慢を重ねてしまうと精神を病んでしまうこともある
- 長く勤めることで歳を取るので異業種転職などをする場合、不利になる可能性もある(異業種転職は若い方が有利)
見切って辞める場合のメリット・デメリット
(メリット)
- キツい現状から逃れることができる
- 新しい面白い仕事に就ける可能性がある
- 早めに転職することで異業種転職がしやすい
(デメリット)
- 転職グセが付いてしまう可能性がある
- 転職活動で「すぐに辞めるかもしれない」と思われる可能性がある
自分の状況がどんなものかを考えて判断
こればかりは「その人がどれくらいつらいのか」というところによって判断が変わるので、自分自身のつらさについてじっくり考えてみて判断しましょう。
真面目な人ほど「逃げではないか…」など考えて行き詰まってしまうことがありますので、堅苦しく考えず自分に正直になったほうがいいです。
「つらい仕事を辞めることは別に悪いことではない」ということだけは念頭に入れておくといいでしょう。
実際に私も飲食業がつらくて辞めてしまいましたが信じられないくらい快適な生活になりました。
このサイトでは繰り返し書いていますが、ちゃんと休めてちゃんと相応の給料がもらえる会社は世の中にたくさんありますよ。
転職する際の2つのポイント
仮に転職する場合、「転職したけど次に行った会社がブラックだった…」となってしまわないようにする注意点があります。
2つのポイントを必ず抑えてください。
1.転職先を決めてから退職届を出す
転職の王道中の王道です。
転職先を決めてから退職届を出すようにしましょう。
転職先をあらかじめ決めておくことで、生活資金など金銭面で苦労することはなくなります。
逆に退職してから転職活動する場合、時間的な制約はなくなりますが転職先が決まらなかった時にとにかく焦ります。
まず生活資金がどんどんなくなっていくのに焦ります(これは決まった給与が振り込まれる時期には想像も出来ないような焦りが出ます)。
生活資金がなくなって焦ると「早く転職先を決めなくては…」という気持ちが生まれ、自分の行きたいわけではない会社、あるいは、元の会社と同じないしはより劣悪な環境に行ってしまい、転職した結果、もっと環境が悪くなってしまったなどということになりかねません。
(実際にこういう人は世の中にたくさんいます)
自分の行きたい会社に行けるよう、妥協せず、じっくり取り組むため、必ず在職しながらの転職活動をしましょう。
2.転職先の情報をしっかりと集める
転職で成功するためには転職先の会社が本当にしっかりしている会社なのかを見極める必要があります。
そのために重要なのは情報収集です。
情報収集と言うと求人票の情報を見たり、会社のホームページを見たりといったことを想像しがちですがそうではありません。
第三者の客観的な意見から情報収集をする必要があります。
例えば求人票や会社のホームページを見ても「弊社は残業の多いブラックな会社です」とは書いていませんよね。
自分の会社のことを悪く書く会社は普通ないためです。
そこで使いたいのが在籍していた(在籍している)社員の口コミを集めたキャリコネなどの評判サイト。そして転職エージェントの意見です。
その会社に直接の利害関係がない人に「この会社はどういう会社なのか」という意見を聞くことでブラック企業に転職してしまう可能性がグッと減ります。
転職先はしっかり、じっくり選ぶ
「転職先を決めてから退職届を出す」
「転職先の情報をしっかりと集める」
転職をする場合、この2点を抑えておくだけで今の環境よりも遥かにいい会社に行ける可能性が高まります。
もし転職の段取りが決まっていなかったら
オススメしたいサイト
これから転職を始めようという人にオススメ転職関連のサービスを紹介します。まだどうやって転職を進めるか決まっていない場合に参考にしてみてください。
転職はどれくらい情報を掴めるかがカギになっているので転職サイトと転職エージェントに登録して求人幅を広げ、口コミサイトで会社の情報収集をするいう方法をおすすめしています。(すべて登録無料)
求人最大手リクルート系列の運営する転職サイトです。日本最大級の転職サイトなのでここにしか掲載されていない限定求人が87%も。転職を始めようと思った時にはまずはここから。自分の強みが簡単に把握できる「グッドポイント診断」もおすすめです。
リクルートグループの強みもあり、扱っている非公開求人数が9万件以上。転職エージェントの中でも圧倒的な件数があるのが特長。また土日や平日の夜20時以降も相談できる体制ができている ので忙しい方にも使いやすい会社です。30万人以上の転職成功実績があり、多くの人が年収アップに成功しています。