転職を視野に入れた際に最初に考えるのは

「働きながら転職活動するべきか? 辞めてから転職活動をするべきか?」

という点ではないでしょうか?

特に現職が忙しく、なかなか時間が取れないという人は「辞めてからの方がいいのでは…」と考えがち。

「転職活動は働きながらか辞めてからのどっちか?」に対しての回答はシンプル。

絶対に働きながらの転職活動をおすすめします。

働きながらと辞めてからどっちが多いのか

実際に転職活動をする際に働きながら転職をする人と、辞めてから転職をする人、どちらが多いのでしょうか。

リクナビNEXTが行ったアンケートでは次のような結果が出ています。

  • 働きながら:47%
  • 辞めてから:53%

これだけ見ると「辞めてから」の方が多いものの注目すべきは、この内訳の満足度。

同アンケートで「転職は成功だったかどうか」を取っているのですが、「働きながら」「辞めてから」の内訳は次のような結果になっています。

  • 働きながら(成功:93.6%/失敗6.4%
  • 辞めてから(成功:73.6%/失敗26.4%

いずれも半分以上の割合で「成功だった」と感じているのものの、辞めてから転職活動をした方が「失敗」と感じている割合が高くなっています。

なぜでしょうか?

仕事を辞めてから転職活動をするメリット・デメリット

仕事を辞めてから転職活動をするメリット・デメリットについて考えてみましょう。

仕事を辞めてから転職活動をするメリット

メリットは大きく以下の通りです。

  • 時間に余裕ができる
  • 自分の将来についてゆっくり考えることが出来る
  • のんびりすることができる

何と言っても時間に余裕ができることが最大のメリットでしょう。

自分の将来についてもゆっくりと落ち着いて考えることができる、転職先を探すのもじっくりと時間が取れる、現職が多忙な人は「ちょっとだけゆっくりする」といったことも可能です。

こうして見るといいこと尽くしのようなイメージがありますが、大きなデメリットもあります。

仕事を辞めてから転職活動をするデメリット

デメリットについて見てみましょう。

  • 金銭的に余裕がなくなる
  • 職が決まらない時の焦りが大きい
  • ブランクが出来ると不利になる

デメリットは一つ一つが重めです。

まずいわゆる職のない状態なので収入がなく、驚くほどお金が減っていきます。
(失業保険も自己都合退職の場合、給付されるのが3ヶ月後となり、それまでは給付されません)

そして転職先がすぐに決まればいいものの、なかなか決まらなかった場合が大変です。

職が決まらない→貯金が減っていくという金銭面に加え、職歴にブランク(無職期間)が広がっていきます。

ブランクが1〜2ヶ月であればそこまでなにか言われることもありませんが、半年、1年…と続いていくと「なにか問題がある人物なのではないか?」「就労意欲が低いのではないか」と捉えられてしまう可能性が高いです。

現に面接ではブランクが大きければ大きいほど「前職を退職してからどんなことをしていたのか教えてください」などと聞かれます。

ブランクが空くと面接や書類などの印象も良くなく、採用される率も下がり、さらにブランクが広がるという悪循環に入ってしまいます。

これが辞めてからの転職活動の最大のデメリットでしょう。
(焦ってしまって「早く決めないと」「とりあえずどこかの会社に入らないと…」と考えて入りやすそうなところに入り、そこがブラック企業だった…というケースはよくある話です)

働きながら転職活動をするメリット・デメリット

次に働きながら転職活動をするメリットとデメリットを見てみましょう。

働きながら転職活動をするメリット

  • 金銭的に余裕がある
  • 転職先が決まらなくても仕事には困らない
  • 精神的な余裕ができる

働きながらの転職活動をすることをおすすめするのはなんといっても精神的な余裕ができるためです。

もちろん普通に自分の仕事をこなしながら働いて、その後に転職活動をするといったライフワークになるので心身的な疲労はあります。

ただ、もし転職活動が上手くいかなかったとしても生活に困ることもありませんし、お金がなくなるということもありません。

「うまくいかないかもしれない」というリスクを考えるのであれば働きながらの転職活動が圧倒的に有利です。

※在職しながらの転職活動で「同僚や会社にバレるのでは…?」と考えている人もいますが、余程怪しいことをしなければほとんどの場合はまずバレることはありません。

働きながら転職活動をするデメリット

もちろん働きながらの転職活動にもデメリットはあります。

端的にいうと「仕事をしながらの転職活動なので時間のやりくりが大変」ということです。

例えば平日の朝から晩までできっちり定時に帰れる会社だったとしても、その前後に自分の転職活動を行わなくてはいけません。

転職活動と一口に言っても、やることは多岐に渡ります。

  • 行きたい条件に合っている企業探し
  • 履歴書・職務経歴書の作成・提出
  • 面接日程の調整
  • 内定後の給与交渉

定時で上がれる人でも大変なのに、残業が多いという人はなおさら難しいですよね。

転職する時間がない人向けの時間の作り方

自分一人で転職活動におけるすべての作業を行おうとすると難しいため、私は転職エージェントを利用することをオススメしています。

転職エージェントは担当のコンサルタントが自分に付いてくれて、以下のようなことを代行してくれます。

  • 行きたい条件に合っている企業探し
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接日程の調整
  • 内定後の給与交渉

コンサルタントと簡単な面談を行い、自分の希望を伝えれば条件に合った会社を探してくれるため非常に楽です。

転職活動の準備をする自分がもうひとり動いてくれるようなイメージですね。

※忙しくて転職エージェントのコンサルタントにすら会えないというような人はリクルートエージェントが平日の遅い時間帯や土日対応などもしています。

面接の時間が作れない場合にも相談を

残業が多くて面接の時間すら取れないという場合もエージェントの人に相談してみましょう。

聞きづらいこともエージェントの人が企業側に確認してくれます。

企業によっては平日の遅い時間帯に面接をしてくれたり(私のところも20時から面接を行う、なんてこともありました)、会社や業種によっては土日に面接を行ってくれるところなどもあります。
こうした相談しづらいことも率直にどんどん確認しましょう。

自分だけで抱え込んで転職活動をするのではなく、頼れる人を頼って賢く転職活動をすることで転職がグッと成功に近づきます。

もし転職の段取りが決まっていなかったら
オススメしたいサイト

これから転職を始めようという人にオススメ転職関連のサービスを紹介します。まだどうやって転職を進めるか決まっていない場合に参考にしてみてください。
転職はどれくらい情報を掴めるかがカギになっているので転職サイトと転職エージェントに登録して求人幅を広げ、口コミサイトで会社の情報収集をするいう方法をおすすめしています。(すべて登録無料)

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