ワタミがメキシコ料理の店舗を2016年8月22日、渋谷にオープンしました。

名称は「TEXMEX FACTORY(テクスメクスファクトリー)」。
テキサス風メキシコ料理を扱う新しいブランドの店舗です。

ワタミは以前にも「鳥メロ」「ミライザカ」といった新ブランドを展開しており、ここ最近の展開が興味深いです。

テクスメクス料理とは何か?

Wikipediaで調べてみました。

テクス・メクス料理(英語: Tex-Mex cuisine)とは、一般的にはメキシコ風のアメリカ料理を表す際に使われる言葉である。また、メキシコ料理と近縁の、テキサス州独自の料理でもある。テックス・メックス料理とも表記される。
テクス・メクス料理 – Wikipedia

「メキシコ風テキサス料理」と解釈されていることも多いようですが当サイトでは便宜上「メキシコ料理」と記載しています。

比較的日本人の食生活の中にも浸透しつつある「タコス」や「ナチョス」もテクスメクス料理に入っています。
そう考えるとイメージしやすいかもしれませんね。

何故ワタミがメキシコ料理なのか?

ワタミというと和食居酒屋のイメージが強く「どうしてワタミがメキシコ料理?」と思う人も多いかもしれませんが、実はワタミはアメリカンレストラン「T.G.I. Friday’s」も運営しています。

今回テクスメクス料理に展開していったのはこのT.G.I. Friday’sの影響が強く、同店で人気の高かったテクスメクス料理をベースに商品開発を行っています。
料理の提供方法などもどちらかと言うとアメリカン寄りで見た目の派手さが中心になってくる模様。

店舗の場所や内装・フードなど

住所:東京都渋谷区神南 1-19-3 ハイマンテン神南ビル2F
営業時間:11:30〜24:00
店舗面積:94坪
席数:155席
(公式IR「2016年8月17日テキサス風メキシカン「TEXMEX FACTORY」が8月22日(月)OPEN!」より(PDF))

155席あるので結構広めな感じですね。

既に写真付きでレポートを掲載しているサイトがあったので紹介。
見ていただくとお店の内装、雰囲気などが分かります。

(レポート)

内装の壁にある髑髏のペイントがラテンアメリカっぽいですね。
ラテンアメリカ「死者の日」(個人に思いを馳せ語らう日)にこうしたペイントがたくさんあったりします。

フードについては既にぐるなびのページが出来ており、見てみると単品で700円前後のものが多い印象。
TEXMEX FACTORY 渋谷神南店(メニュー/地図) – ぐるなび

所感

美味しそうですね・・・。

仕事観点から眺めてみるとひとつの種類の店舗ではなく、和食も運営しているし、海外料理も運営している、というやり方はリスク分散としてすごく良さそうですね。
元々T.G.I. Friday’sのノウハウが今回のテクスメクスファクトリーに活かされているとのことなので、多展開をしている企業の強みが存分に発揮できているような感じです。

とはいえ、前回のIRに「総合居酒屋85%の業態構成」との記述があるので、まだまだメインとしては「和民」などのブランド中心で、現段階のこうした新業態は種まきの段階と言えそうです。
今後どのような展開になっていくのかが楽しみです。